2025.10.15
陰陽の視点からみるお茶
ブログ陰陽の視点からみるお茶
〜季節や体調に合わせて選ぶ、心と体を整えるお茶〜
「陰陽(いんよう)」は、ものごとを陰と陽の性質で捉える東洋の考え方。お茶にも陰陽の傾きがあり、陽性は体を温める、陰性は熱を冷ます作用が期待できます。今日の気候や体調に合わせて選ぶだけで、自然とバランスが整います。
陽性のお茶とは? 〜体を温める「陽」のエネルギー〜
ポイント
寒い日・冷えやすい体質・朝の立ち上がりが重いときに。巡りを促し、内側から温めます。
- 紅茶… 発酵で陽の力が増し、芯から温める。朝の一杯や冷え込み日に。
- 黒豆茶… 香ばしくて飲みやすい。めぐりを助け、ぽかぽか感が持続。
- シナモンティー… スパイスの香りで巡りアップ。はちみつ少量で飲みやすく。
アレンジ例:紅茶+生姜+はちみつでより温め。夜はカフェイン量に配慮して量を調整。
陰性のお茶とは? 〜熱を冷ましリフレッシュする「陰」のエネルギー〜
ポイント
暑い日・のぼせ・ストレスでほてる感じに。こもった熱や気持ちをクールダウン。
- 緑茶… 頭をすっきり。作業や勉強前の切り替えに相性◎。
- 菊花茶… 目の疲れ・のぼせ感に。PC作業が多い日に。
- ミントティー… 清涼感で呼吸も軽く。食後の口直しにも。
冷えやすい人は陰性に偏りすぎないよう注意。夕方〜夜の飲み過ぎは体を冷やしがち。
陰陽バランスをとる簡単な飲み分け
3つの合言葉
- 寒い日は陽性:温める系(紅茶・黒豆茶・シナモン)
- 暑い日は陰性:冷ます系(緑茶・菊花・ミント)
- 足りない方を補う:疲れ=陽を補う/イライラ=陰でクールダウン
季節ごとのおすすめ
| 季節 | 状態 | おすすめ | ポイント |
|---|---|---|---|
| 冬 | 冷えやすい | 紅茶/黒豆茶/シナモン | 芯から温め、朝の立ち上がりを助ける |
| 春 | 環境変化・緊張 | 緑茶/ミント | リセットして気持ちを整える |
| 夏 | 暑さ・のぼせ | 菊花茶/麦茶/ジャスミン | こもった熱を抜き、のどごし軽く |
| 秋 | 乾燥・のど | 烏龍茶/はと麦茶 | うるおいを意識して選ぶ |
| 土用 | 季節の変わり目/胃腸 | ほうじ茶/玄米茶 | 香ばしさで胃をやさしくサポート |
お茶時間を「整える時間」に
湯気の香りを感じながら一呼吸。「冷えてる? ほてってる?」と自分に問いかけて、今日の一杯を選びましょう。同じ緑茶でも、朝は目覚め、夜は鎮め――お茶はあなたの“今”に寄り添う存在です。
まとめ
- 陽性=温める/陰性=冷ます
- 季節・体調で飲み分け、足りない方を補う
- 一杯の選び方が、日々のバランスを整える